2021.08.26

テルペンとは?

CBD製品を探していると、「テルペン」という言葉を聞いたことがあると思います。

今回は、テルペンの説明と、特徴をご紹介させていただきます。

 

テルペンとは?

テルペンとは、様々な花や植物のエッセンシャルオイル(精油)の主成分となる、独特な香りを与えている成分の事です。

 

この香り成分は神経系や免疫系に働きかけ、リラックス効果や抗菌効果など、色々な効能がある事も明らかになっています。柑橘系の香りでスッキリしたり、ラベンダーやヒノキの香りでリラックスするのにも、テルペンが関係しています。その為、アロマテラピーや香水などに広く使われています。

 

CBDの原料である麻にも多くのテルペンが含まれており、テルペンの一つ一つに様々な香りや作用があります。また、CBD単体ではなく他のカンナビノイドやテルペンと同時に摂取することにより、アントラージュ効果(相乗効果)を生み出してくれます。その為、CBD製品におけるテルペンは、とても重要な要素であると言えます。

 

 

含まれているテルペン

麻に含まれるテルペンは200種類以上あります。

その中でも弊社の商品に含まれている、代表的なテルペンをご紹介します。

 

  • カリオフィレン

ペッパー、ウッド、スパイスの効いた香が特徴で、胡椒、ホップ、バジル等に含まれます。主な作用としては、胃の保護、抗酸化作用、抗炎症作用、抗痙縮作用、鎮痛作用、睡眠補助作用、があります。カリオフィレンは、テルペンの中で唯一、受容体に直接作用します

 

  • ビサボロール

甘い花のような、ほのかな香りがします。抗炎症作用と、静菌作用があります。

 

  • グアイオール

松の香りがするグアイオールは、抗菌効果、抗炎症効果があります。グアイオールが大麻の抗がん成分の拡散に重要な役割を果たしていると言われています。

 

  • フムレン

ウッディ、アーシーなどの、大地を思わせる土や木々の香りが特徴です。主な作用としては、抗炎症作用、抗菌作用、鎮痛作用があります。食欲抑制の作用もあり、ダイエットに対する効果も期待できます。

 

  • ネロリドール

花や木を連想するようなフローラルな香りです。ハーバル、シトラスのように、甘い香りの中にハーブ調の香りがします。レモングラスやジンジャー、ティーツリーに含まれています。抗がん作用、抗菌作用、抗酸化作用、鎮静作用、抗炎症作用、があります。また、血圧を下げる効果や、男性ホルモンと似た働きをする作用もあると言われています。

 

  • リナロール

気分を落ち着かせるラベンダーの香りの主成分で、ラベンダー、ローレル、カバノキ、ローズウッドなど柑橘系の植物に含まれます。リラックス効果、睡眠補助作用、鎮痛作用、殺菌作用、鎮痛作用、抗炎症作用があり、免疫細胞を活性化して免疫系の働きを高めます。

 

  • リモネン

シトラス、レモン、オレンジなど天然由来製品において一般的な天然の、明るくてスッキリとした香りが特徴です。柑橘類の皮、ペパーミント等に含まれています。主な作用として、抗うつ作用、抗不安作用、気分の高揚、ストレス緩和、胃逆流改善、抗カビ作用、消化促進、抗真菌、炎症の軽減など多くあげられます。リモネンには、がん治療への可能性があると言われています。

 

  • ミルセン

グローブ、ハーバル、シトラスの柑橘系の香りとムスクの甘い香りが特徴です。マンゴー、タイム、レモングラス、ローリエ、そして柑橘類などの香りの良い植物やハーブによく含まれます。主に、消化促進、抗真菌、炎症の軽減、鎮静・鎮痛効果、リラックス効果、睡眠補助、殺菌・抗菌作用、抗カビ作用、抗炎症作用があります。CBDなどのカンナビノイドの吸収を早める効果もあります。

 

まとめ

テルペンには、様々な香りや作用を持つものがあります。そして、CBDとテルペンを同時に摂取することによって、アントラージュ効果(相乗効果)が期待できるため、とても重要な成分と言えます。